稚エビが生まれました!
2018年11月の月初に抱卵個体を発見してから4週目にして稚エビが無事に生まれてきました。
最近は観察が出来ていなかったのですが、いつの間にやら生まれてきていたようです。
かなり小さいので肉眼ではぎりぎりわかるらいのサイズです。(1ミリくらい)
こんなに小さいのにちゃんと赤白のバンド模様をしてますね、こんなでも立派にレッドビーシュリンプです。
生まれてくるまで
抱卵と字のごとく、母親のお腹に抱えられながら2~3週間ほど過ごします。
その間母エビは足を器用に使って卵に新鮮な水を送り続けます。
新鮮な水に含まれた酸素が必要なので、母親が卵を離してしまうと稚エビは生まれてこれません。
ときおり卵に水を送る姿はとても神秘的で、小さな足を動かす姿はとてもかわいいですね。
生まれてくるまでの日数は水温によっても変わってきます。
暖かい時期だと親エビも活発に行動しますので成長速度も速く、2週間くらいで生まれてきますが
寒い時期だと動きが鈍くなり、3週間たっても生まれてこない場合があります。
今回は秋の抱卵だったので水温は21~24度くらいでした。
大体4週間ほどかかりました。だいぶ甘えん坊のエビたちでしたね。
稚エビの育成
稚エビは大人のエビと食べるものは基本的には変わりませんが、固形の食べ物を見つけることができないことが多いです。
粉末状の餌を与えることが稚エビ育成には必須となりますね。
僕は「アルティメットバクター」という粉末状の餌を与えています。
粉末状の餌で水によくとけるので水槽の隅々まで栄養素がいきわたります。
その分上げすぎると水槽内がコケまみれになるので30センチキューブ水槽(26リットルくらい)でも付属のスプーン半分くらいを1日置きに上げるのが良いと思います。
少量の餌でも栄養は十分すぎるほどあるので減りもかなりすくコスパ的に考えてもオススメです。
それから一週間くらいすると3~5ミリくらいのサイズになります。
だんだん体が出来てくると固形の餌も食べるようになるので粉末状の餌と交互に与えるようにします。
2~3ヵ月すると1.5センチくらいになり、子供を作れるようになります。
水温が高いとその分成長速度も早まりますが、色が薄くなったり、寿命が短くなるので23~25度くらいの水温で育てていくのが良いみたいですね。
世代別のエビ達の掛け合わせ
今回生まれてきた稚エビは世代で言うと第二世代のエビですね。
第三世代まではあまり気にせず同じ水槽で育てても良いのですが、第四世代くらいまでが一緒になると遺伝子の都合上、抱卵しなかったり、弱い個体が生まれやすくなります。
第三世代からは遺伝子の遠いエビを同じ水槽に増やすか、世代別でエビを管理する必要が出てきます。
たくさん増やしたいのであれば、水槽を用意しておかなければいけませんね。
まとめ
今回は無事に生まれてきてくれたので一安心です。
この稚エビたちが大きくなるまで水替えは慎重にしないといけないので気を引き締めて育てないとです。
稚エビたちの成長が楽しみですね。これからは成長記録も随時更新していこうと思います。