【自動給水機】自動で水足し装置が欲しいから作る! #1 導入編

【自動給水機】自動で水足し装置が欲しいから作る! #1 導入編

2021年6月7日
aquarium

水足しするの面倒だよね

気温が暖かくなってきましたね。そのせいで水槽の水がすぐに蒸発してしまいます。

ざばっと水を足したいところですが、急激な温度変化やPHショックで生体を弱らせたくないので我が家では何回かに分けてゆっくり注水しています。

水足しめんどくさいです。ざばっと注水したい。

そこで思ったのです。自動給水器が欲しいと!!

自動で水足しする装置くらい簡単に自作できるんじゃね?

基本的に楽観的な僕ですが、どこからともなく出てくる自信に満ち溢れる時ってありますよね?

足し水を水槽の上に溜めておいて、好きなタイミングで水を落とすだけでそれっぽいものができるんじゃないかとか、サイフォンの原理で割と簡単になんとかなるんじゃないかとか、かなりなめた気持ちを抱きながら少し考えてみました。

フロートスイッチ考案
スイッチの考案図

浮きを使ったスイッチを2バージョン考えてみました。

※水を溜めた容器を水槽上部に乗ってる形で設置することを想定してます。

縦型スイッチ

まずは縦方向にエネルギーを伝えるスイッチ浮きの動力をそのまま縦に伝える装置をイメージしてみました。また、浮きが藻や流木などに干渉しないように長方形のケースへ入れる想定です。

水槽上部に水を溜めた容器を設置しておいて、縦に動いた浮きと連動して容器の栓を抜く、というフローになります。

が、水槽の水が減った際に容器の栓を抜かないとなりませんので、上ベクトルの運動エネルギーを下ベクトルの運動エネルギーに変換する必要があるので、もう一つ変換部分の装置を考案しなければなりません。なんか面倒だなぁと思いこの縦式の装置は一旦保留です。(安易にてこの原理か滑車でも付ければできそう)

回転型スイッチ

もう一つは横長の浮きを使った回転するドアノブ型スイッチ水位が上下することで浮きは縦方向に動きますが、始点となる部分をあらかじめ作っておくことで、エネルギーを伝える部分は回転するようにしてみました。

これなら浮きが沈むと同時に下ベクトルのエネルギーを栓に伝えることができそうです。

とまぁこんな感じでいろいろ考えていたんですが、水をある程度足したら抜いた栓を元に戻さないといけなくなるので、どの道アナログだけでは難しそうだなと、何かそれっぽい、良い感じの装置売ってないかなぁと、googleで検索することに。

簡易的な自動給水機は安く買える

ニッソーが出している「自動給水器水足しくん」なるものをアマゾンで発見!

めっちゃ便利なものがあるじゃん!!

あるじゃん!いや、あるよね、普通に考えればあるよ。まず調べなさいよってことで、ありました。

飲み終わったペットボトルに水入れておけば勝手に水を足してくれるという優れものです。設置も簡単。ペットボトルの先に付属のフタとホースを取り付けて逆さに設置するだけ。

そして電池不要アナログで出来る。すごい、見た目ちゃっちぃけど、アイデアの勝利ですね。

仕組みはサイフォンの原理を使っているようです。ホースの先が水面に出るとペットボトルの中に空気が入り、入った空気の分だけ水を足してくれます。これで良いわ〜と思ったんですが、これ、1リットルペットボトルまでしか取り付けることができないみたいなんですね〜。僕はざばっと水を足したいんですよ。水足し作業を極力したくない。1リットルなんてすぐなくなっちゃいます。

なのでもっと効率的な水足しくんを自作することを決意

もしかして素直に水足した方が楽なのでは…?w

自動水たし機を作るために必要な物

どんな機能が必要かかざっくり考えました。

まず、水位が低くなった場合にだけ水を足したいので、水位を感知する装置は必要そうですね。

また、水を出す方法については、溜めておいた水をこぼすように足していくサイフォンの原理を応用するか、水中モーターポンプで引き込むかのどちらかが考えられます。サイフォンの原理を使うなら水槽の上部に取り付ける必要があります。電気を使わないことを想定している場合はサイフォンの原理を使う必要がありますが、今回は水槽の下部、もしくは水槽と同じ高さに水を溜めておきたいので、ポンプを使う方法で考えて行こうと思います。

最後に水を溜めておく容器が必要ですね。これは目立つ場所におく想定はしていないのでバケツでも良いのですが、ひとまずはタッパーや空いているプラケースなど安い容器で良いかなと思います。

まとめると、3つの条件が満たせれば作れそうですね。

  • 水位を感知する装置
  • 任意で水を出す、止める装置
  • 注水用の水を入れておく容器

それでは具体的にどんなものを使うか考えてみます。

水位を感知する装置

フロートスイッチ

浮きで水位の上下を感知するスイッチです。アマゾンで1,800円ほどで売ってました。

これは電気なしで動くようです。

トイレのタンクの原理と同じですね。浮きが下がると注水が可能になり、浮きが上がると止まる仕組みになってます。

ただ浮き自体が大きくてかなり目立ちますね。大きな水槽でキャノピーなどで水槽上部を隠す想定でなら使えそうです。

水位検知センサー

電極を水槽内へ設置、電気が走るかどうか判定し、水位を検知するセンサーです。

アマゾンに1,000円ほどで売ってました。フロートスイッチより安い!

水槽へ設置する部分は電極線のみで目立たないそうです。

水位を感知する装置は水位検知センサーを採用!

アダプターなど必要なものは他にもありそうなのでこれは宿題です。嫌な響き。

任意で水を出す、止める装置

水を呼び込めれば良いのでモーターポンプの流量は特に気にしなくても良さそうです。

何ならゆっくり注水させたいので流量は少ない物を使った方が良い気がしてます。小型の水中モーターポンプならなんでも良さそうですね。

家に使っていないF1ポンプがあったのでこれを流用できればと思ってます。

水注水用の水を入れておく容器

容器は一旦なんでも良いです。加工する必要があるかもしれないので最初は安めのタッパーなどで試してみようかと思います。

最終的には、ざばっと数リットルの水を溜めて置けるような大きめのバケツにでもしようかなと思ってます。水槽裏に隠れるプラケースでも良さそうですね。

とにかく水が溜めれればなんでも良いので用意しておきます。

まとめ

今回は自動水足し機を作るにあたって何が必要か考えをまとめてみました。

次回は必要な備品を揃えて実際に装置を作っていきたいと思いす!

早くこいこい自動水足し機。